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自然について考える1

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リトリートの敷地には樹齢120年以上のクヌギの樹があります。

大人の男性一人分の太さの立派な樹です。この立派なクヌギの樹を土地の整備の為に切らなければいけなくなりました。

敷地の山側の斜面の一番上に立っていて、リトリートの敷地をきっと120年以上眺めて見守ってくれていた大先輩の様な存在です。

絶対に、なにがあっても切りたくない! と受け入れられずにいたのですが、将来この樹の下に建物を建てる予定である事。近年の気候や環境の変化で、台風のリスクが大きくなっている事、これから先にもし切らないといけない事態になった時、建物があるとクレーンで樹を吊り上げるか、もっと大掛かりな作業になるか、もしくは機材が入らない可能性がある事、なども重なり、1ヶ月半悩みました。

 

毎日クヌギを眺めながら、自問自答を繰り返す日々。

ある時、ふと気づいたのです。樹に何かが足りない気がしたのです。そんな事もあって、しっかりと伐採神事を行い、木こりさんに切っていただきました。

切った後、切り株をよくよく眺めていると、樹の年輪の中心3分の2ほどが茶色くなっています。疑問に思って根の方を触ってみると不思議な感触が…。

意を決して指で切り株を押したりして調べてみると、ポコッと穴が空きました。

びっくりです。大人でも抱えきれない程の大木に簡単に穴が開くなんて…。

穴を広げて調べると、どうやら病気が始まりかかっていました。良かった…今切っておいて。このままでは何年か先には樹が根元から痛んで、暴風雨などで折れていたことでしょう。

自然との共存は、なんでも守ればいい、自然に放置すればいい、と言うものではありません。特に里山は、人がきちんと自然を手入れしないといけません。

この樹も120年以上手入れされずに育った結果、病気が始まってしまいました。環境と樹のお世話をしていれば、こんな病気は防げたかもしれません。

 

 

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